なぜ白髪染めをすると頭皮がかゆくなったり、痛くなったりするのか。美容師が解説してみた。

こんにちは。

国立の美ボブクリエイター、ハヤシです。

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先日、初めてRicoにいらっしゃったお客様からこんなご相談を受けました。

 

『白髪染めをしたときに、普段は我慢できる程度のピリピリ感なんだけど、夏はちょっと我慢できないくらい痛くなるの。これはなんで??』

 

この方は、普段ダメージを気にして、本当は毎月白髪を染めたいところ、2ヶ月に一度染めていたようです。

そして、Ricoにいらっしゃる前はアルカリ性のカラーで白髪を染めていたことがカウンセリングの中でわかりました。

アルカリ性の白髪染めで染めている際に、我慢できる範囲のピリピリ感を感じながらいつもやっていたものの、夏場は我慢できないくらいの刺激を感じ、これはちょっとやばいかも、、、?と思ってRicoを選んでいただいたようです。

今回はこのような疑問にお答えしていきますね。

似たような経験がある方、多いのではないでしょうか??

 

なぜ、白髪染めをすると痛くなったり、かゆくなったりするのか。

 

まず、アルカリ性の白髪染めがなぜ痛くなったりかゆくなったり、刺激があるのか。というところについてです。

(白髪染めの種類に関しては前回の記事をご覧ください。)

本当に大雑把に説明すると、原因は2つあります。

 

まず1つめは、薬剤の性質です。

なんども言っていますが、白髪染めの一番ポピュラーなタイプはアルカリ性という性質です。

この「アルカリ」というのが髪の毛を染める段階で重要な役割を果たしてくれるのですが、アルカリが入っている、すなわちアルカリ性であることによって、頭皮や髪の毛が傷んでしまいます。

というのは、髪の毛も頭皮も性質としては「弱酸性」だからです。

弱酸性で保たれているからこそ、皮膚の働きが正常に行われていたり、髪の毛のキューティクルが綺麗に整い、髪がツヤツヤに見えたりします。

ですので、そこに真逆の性質を持つアルカリ性の白髪染めをしてしまうと、髪も頭皮も弱酸性に保てなくなり皮膚は傷つき、キューティクルは剥がれ、両方傷んでしまうのです。

また、髪も皮膚もタンパク質で構成されていますが、このタンパク質は非常にアルカリに弱い特徴があります。

一例として、お風呂やなんかで使うカビキラーってありますよね?

あれが手についたりしたことありませんか?

 

カビキラーは強力なアルカリ性の洗剤です。

カビキラーが手につくと手がヌルヌルして、人によってはピリピリしてくるのですがあれはアルカリで皮膚の表面が溶けてしまっているからで、アルカリには、タンパク質をブヨブヨにして溶かしてしまうという性質があるんです。

もちろんカビキラーとカラーの薬剤は全然違いますが、性質としては同じアルカリ性。タンパク質に対する作用は同じです。

 

そんな性質の白髪染め、そりゃあ頭皮や髪の毛が痛むわけだって思いませんか?

 

 

そしてかゆくなってしまう理由の2つめ。

それは、「ジアミン」という成分によるものです。

最近では割と一般的になってきたこの成分ですが、深刻なアレルギーを引き起こす危険性があります。

毛染めによるアレルギーに御注意!

平成27年10月23日、消費者安全調査委員会は、「毛染めによる皮膚障害」に関する事故等原因調査報告書を公表しました。 毛染めは、髪の色を明るくしたり、白髪を黒く染めたりする等、年代や性別を問わず一般に広く行われていますが、その一方で、消費者庁の事故情報データバンクには、毛染めによる皮膚障害の事例が毎年度200件程度登録されています。 …

これは消費者庁も注意喚起をしています。

使い続けていくと、最初は軽い症状でも日常生活に支障をきたすほどのアレルギーが起こる可能性がある、と言っています。

その最初の軽い症状というのが、ピリピリとした感じであったり、かゆみであったりするのです。

それを引き起こしてしまうのが、白髪染めの染料に入っているジアミンという成分です。

これはアレルギーなので、本当に少量入っているだけでも体は反応します。

避けるためには、完全にジアミンの入っていない白髪染めをする必要があります。

 

 

夏に白髪染めをすると症状が重くなるのはなぜ?

 

上記の2点、アルカリによる皮膚への刺激と、ジアミンによるアレルギー反応。

これが白髪染めの刺激の原因です。

 

ではなぜ、夏になると刺激を大きく受けるようになるのか。

それはズバリ夏は頭皮にかかる負担が大きいから。だと考えます。

もちろんこれは人によりますが、夏は紫外線や汗、冷房の風など、頭皮環境が悪化しやすい原因が多々あります。

いろんなことに影響されて頭皮がデリケートになっているということですね。

何もしてないけど頭がかゆくなる。って方も増えやすいです。夏は。

(⬇︎⬇︎過去の記事参照⬇︎⬇︎)

 

そんなただでさえデリケートになっている頭皮にアルカリ性の薬剤を当てるのはもう傷口に塩を塗り込むような行為です。

瀕死の状態にさらに追い打ちをかけている感じです。

なんとなくイメージできますよね?

ですので、いつもより痛いとか、かゆいとかってことになってしまうんです。

 

 

Ricoの白髪染めはノンアルカリ、ノンジアミンです。

 

冒頭にお話しした、ご新規のお客様はRicoの白髪染めに切り替えていただいていますが、その後かゆみや刺激を感じることは一切なくなりました。

それもそのはず、Ricoの白髪染めは今日お伝えしたような「アルカリ」も「ジアミン」も全く入っていないからです。

頭皮も髪の毛も全然痛みませんし、刺激もありません。

かゆくなったりも痛くなったりもしないのです。

傷まないので、ダメージを気にすることなくいつでも白いのが気になったら染めることができます。

今まで感じていたストレスをRicoでは一切感じなくてよくなるんです。

そのお客様にもとっても喜んでいただけました。

 

あなたはどうです?ストレスを感じながら白髪染めをしていませんか?

もしそうなら、一度ぜひご相談ください。

いつでもお待ちしておりますので。

 

それでは。ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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