こんにちは。
国立の美ボブクリエイター、ハヤシです。
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最近いらっしゃっていただいたお客さんが、「髪の毛がやたらパサつく」とおっしゃっていました。
以前の記事にも書いたように、髪の毛がパサつくとかっていうのには様々な原因があります。
ただ、結果から言うと、今回のケースは【シャンプーを変えたこと】が原因だと判断しました。
普段はRicoでシャンプートリートメントを買ってくださっていますが、このコロナ禍でなかなかサロンに行けず、仕方なく近くの薬局で市販のシャンプーを買って使用していたとのこと。
確かに、今の状況では致し方ないのですが、やはり市販のシャンプーはあまり使用していただきたくないのが本音です。
では、なぜ市販のシャンプーを使うと髪の毛がパサつくのか。
今回はそんなところをお伝えします。
市販のシャンプーとサロンのシャンプーの違いとは。
まず、サロンのシャンプーと市販のと一体何が違うのか。
それはズバリ、『洗浄成分』です。言い換えると、界面活性剤ってやつです。
この洗浄成分、シャンプーの基剤って呼ばれていたりして、シャンプー全体の品質を左右する最もウエイトが高いものです。
種類も価格もピンからキリまで無数に存在しています。多分全部知ってる美容師はいません。多分。
そしてそれの分類としてよく目にするのが、「高級アルコール系」とか、「アミノ酸系」とかってやつですね。
他にももっとたくさんあるんですが主流なのはその2つ。あとは「石鹸系」なんてのもありますね。
そしてその高級アルコール系っていう分類の洗浄成分が主に市販のシャンプーでは使われています。
名前的には高級なんだしいいじゃんって思いがちですが、それはミスリード。かなり洗浄力が高く、刺激が強烈なのが特徴です。
では、なぜ刺激の強い洗浄成分を市販のシャンプーは配合しているのかというと、単純にコストを抑えられるからです。
低コストで、それなりのものを大量に作りたいがために、高級アルコール系の洗浄成分を使用します。
ただコストが安いだけならいいんですが、刺激がきつく、使い続けていくうちに頭皮が乾燥して弱ってしまうので、注意が必要です。
対して、サロンで扱うシャンプーの多くは、アミノ酸系と言われる界面活性剤が配合されています。
特徴としては肌や髪の毛に負担をかけずに、優しくマイルドに洗うことが可能です。
その代わり、物によりますが比較的高価なものが多いです。
将来の美髪のことを考えると、やはりアミノ酸系のシャンプーがオススメではあります。
市販のシャンプーは誰でもみんなに使って欲しくて作ってる。サロンのシャンプーは使って欲しい人が決まってる。
まずは洗浄成分の違いをお話ししました。ようは刺激がキツいものか、優しいものかの違いです。
そして次はその他に入っているものです。
市販のやつには、高すぎる洗浄成分を補うために、あらゆる添加物が入っています。
よく言えば保湿、ではありますが本来入っていなくてもいいものが多いです。
イメージ的にはノリのようなものでしょうか。乾燥させてしまった髪の毛をごまかすために、コーティング料みたいなものがたくさん入っています。
そのコーティングのおかげで、本来なってしまうはずのバサバサな状態になったりしないというわけです。
ただ、やはり使い続けていくと髪の毛がベタベタになってきたり、結局は傷んできたりとリスクがあります。
そしてサロンのシャンプーには、メーカーや用途により大きく違いますが、有効成分やオーガニック成分などが配合されていることが多いです。
サロンのシャンプーの特徴として、使って欲しいターゲットが明確です。
髪が傷んでいる人用なのか、頭皮ケアをしたい人向けなのか、はたまたエイジングケアを目的としたものなのか、、、。
ですので、その目的をサポートするために必要最低限の処方がなされています。
むやみに髪の毛に何かくっつけてしまうようなことは起こりにくいと言えますね。
そしてこの差が、市販のものとサロンのものとの歴然とした差かな、と思います。
市販のシャンプーは大手メーカーが作っています。そしてそのメーカーが一番怖いのが、『そのシャンプーを使ったら健康被害が起こった』ということです。
ですので、メーカーが作るシャンプーで何よりも重要視されているのが、【どんな状態の人が使っても健康被害が起きないようなレベルに安全性が担保されているもの】です。
目指すものがそこなんです。こんな状態の人のお悩みを解決したい!!ではないのです。
なので、市販のシャンプーを使っていても、お悩みが深くなることはあれど、解決していくことはないのです。
一方、サロンのシャンプーは先ほども書いたようにターゲットが明確です。こんな人向けに作ってます!としっかり表示されています。
しかもそれを販売するのは大抵、美容師です。
お悩みを抱えているお客さんに処方する美容師がいるので、サロンメーカーは絞ったターゲット向けの商品を作ることができます。
お薬のようなイメージでしょうか。処方箋を書き、実際に処方するのは美容師です。
的確に処方された自分にあったシャンプーを使っていけば、きっと症状の緩和に繋がります。
美容師さんが市販のシャンプーは使わないほうがいいですよっていう意味が少しは伝わったでしょうか。
使ってると、損をするからなんです。
自分向けでなく、大勢の人に向けて作られたもので、本来使用しなくていいコーティング剤が入っていて、洗剤自体の刺激が強烈。
そんなシャンプー、使いたいですか?
え?安いから?
何か不調が起こって、それを治すのにはさらにコストがかかりますよ。
不調が起きにくいシャンプーを日頃から使っていく方が賢明なのではないかと。僕は思います、、、。
基本はお湯シャン人間です。
ということで、ざっと市販のシャンプーをディスってみましたが(笑)、いかがだったでしょうか。
まあ僕自身は、普段はうちで扱っている超優しい最強のシャンプーすらもたまにしか使わず、もっぱらお湯シャンなんですが、たまに冒頭のような質問をいただくので今回はシャンプーについて書いてみました。
結論としては、長く担当してもらっている美容師さんに自分位にあうものを処方してもらうことが何よりなんだと思います。
あ、あと市販で売ってるけどそこまで安くない奴ありますよね?
1500円とかするやつ。
あれはめちゃめちゃ安価な(300円とかの)シャンプーにオーガニックとかよくわからん成分をほんのちょ〜〜っと入れただけのやつなんで、一番ダメかもしれません。一滴入ればオーガニックと謳える謎システムなので。今の日本は。
あとノンシリコンとかノンパラベンとか、なんとなく良さげな謳い文句なのにも注意です。
ノンシリコンがいいとかっていうのは人によりますからね。みんなにいいわけではありませんので。
そういう一般の人にはわかりにくい部分も多いので、ぜひ未来の美髪を守るためにも美容師に相談してほしいと思います。
もちろん、Ricoではあなたに最も適したシャンプーをお伝えさせていただきますので、よろしくお願いします。
それでは、今回もお読みいただきましてありがとうございました。
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